タイトルの"Hardline"は「妥協しない強いスタンス」「強硬路線」という意味ですが、歌詞には自身の麻薬中毒、クィアであることについての罪悪感や逡巡、苦しみが綴られているように思います。ジュリアンさん、人生がハードモードすぎる。。そんな彼女だからこそ生み出せるのだろう、ドラマチックで激情的なサウンドにもぐっとくる一曲です。彼女が作成した彫刻からインスパイアされたというストップ・モーションアニメのMVも素晴らしいです。
Blacked out on a weekday
平日は真っ暗闇だった
Is there something that I'm trying to avoid?
私は何かを避けようとしているのだろうか
Start asking for forgiveness in advance
何か起こる前から許しを求めている
For all the future things I will destroy
これから自分が壊すだろうものへ
That way I can ruin everything
そうやって私はすべてを台無しにしてしまう
When I do, you don't get to act surprised
実際壊しても、あなたは驚かないでしょう
When it finally gets to be too much
ついにやりすぎてしまったときは
I always told you you could leave at any time
いつも言っているように、いつでも離れていい
Until then, I'll split the difference
そうなる時まで、違いが分かるようになるわ
Between medicine and poison
薬と毒の違いを
Take what I can get away with
悪いものを選ばないようになる
While it burns right through my stomach
胃が焼かれている間
I'm telling my own fortune
私は自分の運命を悟る
Something I cannot escape
逃げることのできない運命を
I can see where this is going
行き着く先は見えている
But I can't find the brake
でもブレーキが見つからない
Knocked out on a weekеnd
週末は倒れていた
Would you hit me this hard if I were a boy?
私が男だったらあなたはこれくらい強く殴っただろうか
See, I don't need you to dеfend me
わかるでしょう、守ってもらわなくても平気だと
'Cause it's just the sort of thing that I enjoy
私はこれを楽しんでいるから
Took the fall, I draw a hard line
罪を負い、私は譲れない線を引く
When I cross it, it's the third time
それを超えるのはこれで3回目
Say my own name in the mirror
鏡に自分の名前を呼び
And when nobody appears
誰も現れなければ
Say it's not so cut and dry
そう単純なことではない、
Oh, it isn't black and white
白黒つけられることではないと言ってほしい
What if it's all black, baby?
もしすべてが黒だったらどうすればいい
All the time
いつも
Oh, all the time
Oh, all the time
Oh, all the time
いつも
メモ
split the difference
「中間をとる」「妥協する」
get away with
「罰を受けずに済む」
take the fall
「罪を被る」
hard line
「信条を曲げない」「強硬路線」
Say my own name in the mirror
アメリカの怪談話『ブラッディ・メアリー』からとったと考えられるフレーズ。ブラッディ・メアリーは血まみれの女性の幽霊で、真夜中に鏡の前で3回名前を呼ぶと現れると言われている。
cut and dry
「決まりきった」「単純な」
black and white
「はっきりした」「明白な」