ロック
ケンタッキーを拠点に活動する女子二人組バンド。エキセントリックなスクリームを上げ、セックスに暴力、そんな際どいテーマにガンガン踏み込んでいくなかなか挑発的なスタイルでやられています。正直第一印象は気持ち悪かったんだけど、一周回って癖になっ…
パンクロックは男のもので、ロックフェスに女子が行けば痴漢やレイプの標的になるのが当たり前だった90年代初頭、男女差別が横行する音楽シーンに憤慨し「女子だってパンクしたいんだ!」と立ち上がった女子たちによって、ライオット・ガールと呼ばれるサブ…
ロンドン出身の5人組ガールズバンド。昨年リリースしたシングル"Nothing Matters"でブレイクし、先月リリースのデビューアルバムはUKチャートで初登場一位となるなどかなり注目が集まっているみたい。今どき珍しいドレッシーなコスチュームを身に纏ったその…
WalliceことWallice Hana WatanabeさんはLA出身のシンガーソングライター。Spotifyの人気プレイリストに曲が選ばれたことをきっかけに知名度が上昇、またSpotifyのインディーズ・アーティスト応援プロジェクトにも選出され、公式からも推されている注目株で…
「僕らはフレッシュな苺」というキラキラアイドルみたいなセリフで始まり、「え、可愛い」と思ったら、何をしても満たされず人生の目的を求めてもがく現代人らしい心境が綴られた歌です。信じられるものの必要性が印象的に語られていますが、確かに信用でき…
グルーヴィで妖艶なメロディーがたまらない一曲です。大人な行きずりの恋を描いた歌詞も素敵。Mette Lindbergさんの分厚いぱっつん前髪、憧れだったな。。 Well, I got my mind out of sight そう、私は正気じゃなかった Lost the common sense 頭も鈍ってい…
冒頭の歌詞は死ぬ間際に走馬灯が走って自分の過去がフラッシュバックされる映画のシーンのように、誰かと恋に落ちた瞬間二人の関係が発展する過程がパッとひらめくイメージを書いたそうです。また、好奇心とはそういうこととアレックス氏は語っています。彼…
混沌とした世界を歌う、どこか皮肉っぽくて愉快なポップロックチューン。Kiwi Jr.はなんかえぐい社会風刺をしてるんだろうだけど、本当に言いたいことはおどけてごまかしているような感じが捉えどころがなくて好きです。 When the SS crashed the party SSが…
「自由への賛歌」って言葉がよく似合う曲ですよね。手を伸ばせばすぐそこに望む未来はあるのに、イマイチ勇気が持てずになんだかんだ周りに合わせて手を引っ込めてしまう。それが他人と関わって生きていかなきゃならない人間の性だということを踏まえた上で…
タイトルは厨二っぽいけどダークな雰囲気とシニカルなユーモアがめちゃくちゃかっこいい。アレックス氏は邪眼の存在をガチで信じていた自身のおばあさんからインスパイアされてこの曲を書いたそうです。 Ooh, what's the colour of the next car? 次の車は何…
ノイジーでサイケデリックなロックサウンドがたまらん猛烈ラブソングでDum Dum Girlsといえばこうだよね~な曲。マジで復活してほしい。 I put so much into your smile あなたの笑顔のためならなんでもするわ It gets me by, it gets me high それで生きて…
生活はめちゃくちゃで、メンタルもボロボロ。そんなどん底の時期から抜け出して何もかもが変化した今の自分に対する充足感がこの曲には綴られています。等身大でリアルな歌詞にめちゃくちゃ共感。。 ちなみにボーカルのベサニーさんは曲の冒頭に描写されてい…
公式に語られているわけではないので推測ですが、現代の生きづらさを歌っているのかな~と思います。みんな何かのふりをしたり見栄を張ったりしながら生きているけど、そんな窮屈な日常や人々から離れて太陽の下で自由を感じたい、本来の自分に戻りたい、そ…
付き合ってからだんだん相手の嫌なところが目に付くようになっていつしか顔を合わせれば喧嘩ばかり。そんな絶望的にすれ違うカップルのやりとりが目に浮かぶ失恋ソングです。タイトルの"Mardy Bum"はイギリスの方言で「拗ねる人」という意味で、彼女が融通の…
疾走感溢れるロックサウンドが気持ちいい、超気持ちいい一曲。これをガールズバンドがやっているっていうのがまたかっこいいんですよね。戦う女の子はいつの時代も魅力的。シンクロナイズドスイミングとコラボしたMVも秀逸です。 Walking from the past 過去…
真っ直ぐで瑞々しく、若さと青さを感じるポップロックナンバー。最近の洋楽インディーズって小綺麗かつ感傷的なテイストが主流で、こういう感情をメロディーにぶつけたパワー系アーティストは少なくなってきたような気がします。なんか懐かしさを感じるよ。…
昔は好き放題やりまくってたのに今では見る影もない中年女性を主人公に人生の悲哀を描いた歌。タイトルを訳すと「蛍光色の青春」となります。この蛍光色はオトナなお店のネオンライトを表しているのかな。 You used to get it in your fishnets 君はよく網タ…
表面的には恋人にやり直したいと嘆願する歌だけど、目標を達成するために自分の意見をはっきり言おうと女性を鼓舞する意味も込められているそう。古き良きクラシックなロックテイストが逆に新鮮でいい感じ。エンジェル・オルセンさんの力強い歌声も気持ちい…
サーフ×ガレージロックを奏でるベテランインディーデュオBest Coast. Feeling OKは心のガソリンを満タンにしてくれそうな爽快かつパワフルなロックナンバー。 Wake up, you know I feel ok 朝起きると、気分はいい感じ Go to sleep, it's just another day …
ガレージロックの雄、ストロークスにしてはキュートな雰囲気が好きな歌。歌詞には恋人とのすれ違いに心が疲弊している感が溢れていて、歌声もやるせない感じ。それもまたいい。ジュリアン・カサブランカス氏は陰キャの星だね。 Oh, the razorblade, that's w…
乗りたいときに限って来ないバスのように、愛も欲しいときに限ってない。アクモン初期楽曲に通ずるサリンジャー的な苦悩する若人感、尊い。 Lady, where has your love gone? お嬢さん、あなたの愛はどこへ行ったのだろう I was looking but can't find it a…
劣等感、反骨精神、挑発的でワイルド、ロックと言えばこうだよねって要素が詰まっております。鏡張りセットで撮ってるMVも古から続く定番って感じでよき。 I am what I am in the back of beyond 奥に引っ込んでいるのが本当の俺 The man with a fork in a w…
「手の甲に君の名前を書いて、その上で寝たら顔に写っちゃった」「電卓で君の番号を打ったら変な言葉になっちゃった」なんて、おちゃめさんか!ってつっこみたいような、失恋のショックで謎行動に走ってるなら可哀そうなような、そんな不思議な歌詞が好きな…
妖しげでダークな雰囲気を放つこの曲は、一時の衝動で不貞に堕ちる女性を歌ったもの。人を呪わば穴二つってやつですね。 Fiendish wonder in a carnival's wake カーニバルが始まり、頭に浮かぶ悪魔のような考え Dull caresses once again irritate のろのろ…
大学生の時この曲にドハマりし、大学のPCでこのMVを観てたところを友達に見られてドン引きされたのも、今ではいい思い出です。それは置いといて、Phantom Planetは"California"という曲が当時の超人気ドラマ『The OC』のテーマ曲に採用され、一躍人気バンド…
フロントマンのアレックス・カプラノス氏によれば「この曲は誘惑について歌ったものであり、快楽のダーツを打つのは言葉である」とのことです。そんな、キケンな香りのするエキサイティングな歌。クライマックスで最高潮にぶち上がるところが特にかっこいい…
シリアスだけど、絶妙にCSSらしいというか、ブラジル人らしい陽気な雰囲気もあってなんか癖になる。歌詞には大嫌いなやつをむちゃくちゃにぶちのめしてやりたい衝動が綴られており、その内容が結構エグくて笑います。実生活で無性に腹立つ奴に会ったときに聞…
black midiは血みどろ臓物戦争カオスみたいな歌ばかり聞いていたので、この曲で「あ、この人たちちゃんとパンピーの感性持ってるんだ」ということに気づけてなんかほっとしました。ちょっとカントリーチックな要素も入った長閑で静かな悲しみを湛えた歌だと…
夢の世界をたゆたっているようなゆったりとしたメロディーに稲妻のようにつんざくギター音がスパイシー。歌詞では弱っているところを狙って巧みに誘惑する小悪魔女子に翻弄される心境がポエティックなメタファー満載に綴られています。アクモンの歌ってこう…
エモエモなメロディーがたまらない、そして基本病み系のパラモアとしては明るめの歌です。ツアーで世界を飛び回る中、慣れ親しんだ人たちと遠く離れることによって生まれた心の問題がテーマとなっていますが、「私たちはきっと大丈夫だよね」という希望が込…