ロック
『君の名前で僕を呼んで』のラストシーンで主人公がかつての恋人からの手紙を読んだ後、じっと失恋の痛みを噛みしめる様子が十何分と流れて、じわじわと観てるこっちも心に穴が開いたような何とも言えない気持ちになっていくのだけど、その感覚がこの曲聞く…
"snap out of it"は指をパチンと鳴らして合図するように「気持ちを切り替える」とか「吹っ切れる」という意味。催眠術師が催眠をかけたり解いたりするときにもやりますね。このほかにも「催眠」を連想させるモチーフがこの曲にはちりばめられています。 What…
Franz Ferdinandの歌の主人公は大抵大胆不敵なナルシストですが、この曲では珍しく意中の相手に心乱されています。「この僕が嫉妬?いやいやそんなわけ...」と葛藤した末についに観念する感じもすごくナルシストっぽい。アレックス氏は筋金入りだな。 I can'…
Snail Mailの十八番、傷心の失恋ソングです。この元カノはリンジーちゃんと別れた後、男性と付き合い始めたようで、それに対する複雑な気持ちも込められているような気がします。 Don't even wanna fix it now もう仲直りもしたくない Should know better th…
「いつかツキが回ってくるから、今は頑張ろう」というメッセージが込められているように思います。ジュリアン氏、イケメンなのに何かとこじらせてて好き。 In many ways, they'll miss the good old days いろんな形で、人々は古き良き日々を懐かしむ Someda…
別れた恋人を探して街を彷徨う男性の姿が描かれた歌。似ている女性を見かけてはかつての恋人の名前で呼ばせてほしいと尋ねる様子は滑稽であり切なくもあります。元々センスの塊だけどこの曲の歌詞は一番完成度高いと思う。アクモンは文学です。 I thought I …
自分を大事にしてくれない恋人に別れを告げんとする様子が描かれています。最後の最後で心がぐらついてるのがリアルすぎてしんどい。 Head below the surface of a frozen lake 凍った湖面の下に浮かぶ頭 Let in the black water, let it seep into my brain…
最近black midiを知ったのだけど、こんなに挑発的でカオスなバンドがいまだかつてあっただろうか。新感覚。第一印象は「え、怖...」このSugar/Tzuはまだ聞けるなと思ってたら、だんだん免疫ついてきてほかの曲にも手を出すようになりつつあります。歌詞のSF…
ヒエラルキーが上の人と付き合うとぞんざいな扱いを受けて傷ついて結局ダメになるってよくある話ですよね。この歌は人気者気取りで相手の優しさにつけ込みやりたい放題する恋人についての歌。悲しみとも怒りともつかない複雑な感情を感じるよ。 You want it …
カリフォルニアでは6月になるとどんよりとした曇り空の天候が続くそうです。それをJune Gloomと呼ぶのだとか。この歌ではそんな天気にあてられてか、若者ならではの将来の不安もあってか暗く鬱々とした日々を送る様子が描かれています。メロディアスでどこか…
タイトルのNorgaardはボーカルのジャスティン・ヤングのかつてのデート相手、モデルのアマンダ・ノーガードのこと。当時のアマンダが17歳ということはジャスティンは23歳。君はめちゃくちゃ可愛いけど、お手付きするにはまだ早いかもね...という葛藤を歌って…
軽快なガレージロックにメランコリックな歌詞が青い。それにしてもストロークスってみんなイケメンよね。 Last night, she said 昨晩、彼女は言った "Oh, baby, I feel so down 「ねえ、気分悪い Oh, it turns me off 嫌になるわ When I feel left out" 無視…
数多の男性を虜にしてきたようなスーパー美人にいくら雑に扱われようともっとやって...!と言わんばかりにドMでベタ惚れな感じ、アクモンの歌だとよくある気がします。ロックの伝統を踏襲しているのか、それとも単にアレックス君が面食いなのか。 Your love …
Franz Ferdinandの中で特にメロディアスでエモさ漂う曲。アレックス氏は若い頃北海を眺めては黄昏てたんだろうな。 How can I tell you I was wrong? どう僕が悪かったと伝えよう How can I tell you I was wrong? どう僕が悪かったと伝えよう When I am the…
嵐を呼ぶモーレツ!ロックチューン。 Wild eyes, hot cheeks 鋭い目つき、赤い頬 I lie, he cheats 私は嘘をつき、彼は騙す There's no tragedy running through your bloodstream あなたの血に悲劇は流れない A hot anxiety, pump, fire, heartbeat 猛烈な…
がんじがらめの不自由な世界に反旗を翻す、これぞロックの神髄よね。 Kill me if you dare やれるものなら俺を殺ってみろ Hold my head up everywhere どこででも、俺は顔を上げて待っている Keep myself right on this train このレールの上で I'm the unde…
Klaxonsはたぶんフリーメイソンの使い。 Krill-Edible oceans at their feet 足元には餌となるオキアミの海 A troublesome troupe out on safari サファリには厄介な一団 A lullaby holds their drones in sleep 子守歌は眠りの間低くうなり続ける For tatte…
愛は写真家のようだというフレーズが印象的なFranz Ferdinandらしいシュールな歌。うん、ちょっと何言ってるかわからないです。 Won't someone bring me just a glimpse of? 誰かただ一目見せてくれないか Love is gonna come as a photographer 愛は写真家…
私で遊ぶのはもうやめて本気になれる相手を見つけてよ、と歌う歌。それでもどこか未練が残っている感じがリンジーちゃんらしい。 I'm so tired of moving on 続けることに疲れてしまったの Spending every weekend so far gone 週末を費やすのはもうやめた H…
ショパンの別れの曲がオリジナルとすれば、これはアレックス・ターナーの別れの曲であり、現代版の別れの曲だと思います。 I etched the face of a stopwatch on the back of a raindrop 雨粒の裏にストップウォッチの文字盤を刻み込み、 And did a swap for…
完全にDV男の暴力と優しさのループにハマって離れられなくなってしもうてるやん。。 The blood is thick, thicker than my thoughts are quick 血は濃い、私の考える速さよりも濃い Quicker than those thoughts turn sick, sick 私の考えが病んでいくよりも…
00年代の名曲! Feel good いい感じ City's breaking down on a camel's back ラクダの背の上で崩壊する都市 They just have to go, 'cause they don't know wack 皆ただ進むしかない、害悪を知らないからだ So while you fill the streets, it's appealing …
タイトルのジュースボックスとは紙パックに入ったジュースのこと。人間をまるで血でいっぱいのパックジュースかのようにちゅーちゅー血を吸う吸血鬼(のような人)を表しているそうです。 Everybody sees me, but it's not that easy みんなが俺を見る、でも…
自分の正義のため反抗する人に巻き込まれたくない、というメッセージが込められているそうです。 Here come the morning that I say goodbye to ya お前とおさらばする朝が来た Here come the morning that I'll say goodbye お前とおさらばする朝が来た But…
この曲のミューズであるリンジー・ウェルズさんはフランツ・フェルディナンドのフロントマン、アレックス・カプラノス氏の友人だそう。自分の歌を作ってもらうとか、夢じゃん。。アーティストにインスピレーションを与えるにはこんなハッピーマインドが必要…
死んだその先の世界でかつての恋人にまた会いたいと歌うなかなか暗い歌。人間関係の中で自分を見失い、ひどく落ち込んでいた時に書いた歌なのだとか。 When did you start seeing her? いつから彼女と会うようになったの Guess somebody finally tamed you …
鬱鬱とした毎日から前を向き歩き出そうとする一場面が切り取られた歌。彼がどんな環境で育ち、何を思って生きてきたか垣間見え、なんだか感慨深い。 I drink to remember, I smoke to forget 思い返すために飲み、忘れるために吸う Some things to be proud …
Seven Nation Armyは実在した連合軍ではなく、ジャック・ホワイトが子供の頃にSalvation Army(救世軍)をSeven Nation Armyと勘違いしていたことが由来しているそうです。カツオとワカメはサザエさんの子供と思ってた、的なやつですね。違うか。 I'm gonna …
映画『バーバレラ』をモチーフにした曲。セクシーな異星人というマジカルな存在は世の男性の夢なのですね。 Arabella's got some interstellar-gator skin boots アラベラは星のように輝く鰐皮のブーツを履き And a Helter Skelter 'round her little finger…
なんだか経典めいていて崇高というか不気味というか。。笑アンニュイでどことなく宇宙空間を彷彿とさせるメロディーも好き。絶妙にチープでシュールなMVは彼ららしいブラックなユーモアが効いております。 Hey, what's that thing that you're doing? ねえ、…