死んだその先の世界でかつての恋人にまた会いたいと歌うなかなか暗い歌。人間関係の中で自分を見失い、ひどく落ち込んでいた時に書いた歌なのだとか。
When did you start seeing her?
いつから彼女と会うようになったの
Guess somebody finally tamed you
ついにあなたを手懐ける人ができたのね
Never seen you look so sure
そんなに自信に満ちた顔は初めて見るわ
Sorrow snuck into our secret place
私達の秘密の場所へ悲しみが忍び込んでくる
Drag me with you to Nirvana, baby
ねえ、私の手を引いてニルヴァーナへ連れて行って
Take me all the way
どこへでも一緒に
Drinkin' just to taste her mouth
彼女の口を味わうように飲み込めば
Got you drifting in and out
内から外へ漂うような感覚になるはず
Mr. Death wants my baby now
死神が私の恋人を攫おうとしてる
Felt the crowd was wrong to claim you
観客があなたを悪く言うのは間違っている気がした
Won't they ever quiet down?
あの人達を黙らせられないの
Someone's daughter adorned in flames
どこのだれか知らない女の子が炎の中で美しく舞った
Drag me with you to Nirvana, baby
私の手を引いてニルヴァーナへ連れて行って
Take me all the way
どこへでも一緒に
Man enough to see this through
一部始終を見ていたあなた
Man, I'm nothing without you
ねえ、あなたがいなければ私は存在しなかったことになってしまう
Thought I'd see her when I died
死んだら彼女に会えるのかもしれない
Filled the bath up with warm water
お風呂を湯で満たしたら
Nothing on the other side
向こう側には何もなかった
Man enough to see this through
一部始終を見ていたあなた
Or is it one more thing I won't get to?
私がしていないことがまだあるというの
Can't go out, I'm tethered to another world where we're together
動けない、私は別の世界につながれている
その世界ではあなたと一緒にいられる
Are you lost in it too?
あなたも迷っているの
メモ
sneak into
「忍び込む」
「涅槃」「極楽浄土」
all the way
「遠路はるばる」「幅広く」「行き着くところまで」
Mr. Death
E. E. Cummingsの詩"Buffalo Bill's"からの引用。バッファロー・ビルと呼ばれたアメリカ西部開拓時代のガンマン、西部劇の興行主であるWilliam Frederickをモチーフにしている。あだ名の由来はバッファロー狩りコンテストで断トツ優勝したから。
adorn
「装飾する」「さらに魅力的にする」
tether
「(動物などをつないでおく)鎖、ロープ」「(能力や我慢の)限界」
someone's daughter
「どこぞの娘」親の顔が見てみたい、という皮肉っぽい意味合いが込められた言い回し。