冒頭の美しいピアノの旋律から開放的なポップサウンドへ移り変わっていくのが印象的な一曲。メロディからは想像もつきませんが、この曲のテーマは母との別れ。Japanese BreakfastことMichelle Zaunerちゃんはお母さまをガンで亡くしています。歌詞からはその事実とうまく向き合えず悲しみに飲み込まれそうになっている様子がありありと描かれていて、読むとなんだか胸が苦しくなってくる。
ちなみに、先月彼女の著書『Hマートで泣きながら』の翻訳版が出版されました。おめでとう。お母さまの祖国である韓国の料理を通じてお母さまとの思い出を振り返るエッセイで、あのオバマ元大統領もお気に入りの一冊に挙げたそうです。しかも各所でベストブックに選ばれているという推され様。早速読んでるけど、美味しそうな匂いとちょっと不器用だけどあったかい家族愛を感じる良書です。韓国式酢豚食べてみたいな...
The dog's confused
犬は戸惑ってる
She just paces around all day
毎日ただ歩き回って
She's sniffing at your empty room
空っぽになったあなたの部屋を嗅ぎまわってる
I'm trying to believe
私は信じようとしてる
When I sleep, it's really you
眠りにつくと、本物のあなたが
Visiting my dreams
私の夢にやってくると
Like they say that angels do
天使がそうするみたいに
I came here for the long haul
長い道のりを辿ってここまでやってきた
Now I leave here as an empty fucking hole
そして私はこのバカみたく空っぽな穴から出ていくわ
Oh, do you believe in heaven
あなたは天国を信じる?
Like you believed in me?
私を信じたみたいに
Oh, it could be such heaven
きっとそこは天国よ
If you believed it was real
本当にあると信じていれば
Is there something you can do with yourself?
あなたにできることはあるのかな
As I sift through the debris
私がごみを分けているとき
While I empty every shelf
全部の棚を空っぽにして
And flounder in the muck that I'll be drowning in so soon
泥の中でもがいていると、そのうち溺れ死ぬんじゃないかと思う
You can't watch me from the bank then
そんな私をあなたは土手から見下ろすことはできない
Turn to say you're swimming too
私は振り返って言うの、あなたも水の中にいるのだと
Come here for the long haul
長い道のりを辿ってここまでやってきた
Now I leave here just an empty goddamn hole
そして私はこのクソみたいに空っぽな穴から出ていくわ
How do you believe in heaven
どうすればあなたは天国を信じる?
Like you believed in me?
私を信じたみたいに
Oh, it could be such heaven
きっとそこは天国よ
If you believed it was real
本当にあると信じていれば
How?
どうすればいい?
メモ
haul
「(重いものを)引っ張る、引きずる」「運ぶ」
Youtubeでよく見かけるHAULは「買ったものを引っ張り出して紹介する」という意味だそう。
sift
「ふるいにかける」
debris
「残骸」「破片」「瓦礫」
flounder
「もがく」「じたばたする」
muck
「泥」「(湿った)糞」「汚らしいもの」
drown
「溺れる」
bank
「土手」「堤防」