エセル・ケインはアメリカのシンガーソングライター。バプテストのコミュニティー育ちで牧師の父を持つというバックグラウンドの持ち主であり、父の死後は代わりに教会の祭壇に立って説教をすることもあるそうです。
とはいえ、自分の生まれ育った環境に違和感を持つこともあったよう。また、彼女はトランスジェンダーでバイセクシャル。バプテストは基本的に同性愛を認めていないらしいので、コミュニティーで浮いてしまうこともあったのではないでしょうか。そのためか、この曲には押し込められた積年の思いがぶつけられているような、心の叫びのような切実な響きがあり、感情を揺さぶられます。
80年代風のめっちゃエコーかかっててちょい野暮ったい?メロディーもこの時代にやるってのが逆に新鮮でいいね。
Grew up under yellow light on the street
私は黄色い街明かりの下で育った
Putting too much faith in the make-believe
And another high school football team
まやかしと高校のサッカーチームに過剰な信仰心を捧げながら
The neighbor's brother came home in a box
隣人の兄弟は箱に入れられて帰ってきた
But he wanted to go, so maybe it was his fault
彼は自ら望んで戦場へ行ったけど、それは間違いだったのかもしれない
Another red heart taken by the American dream
別の誰かの赤い心臓もアメリカン・ドリームに持っていかれるんだろう
And I feel it there
感じる
In the middle of the night
夜の真ん中で
When the lights go out and I'm all alone again
明かりは消え、私はまた独りきり
Say what you want, but say it like you mean it
言いたいことを言って、でも言うなら正直に
With your fists for once, a long cold war
一度は拳を突き出して、長く冷たい戦争で
With your kids at the front
あなたの子供たちは前線に立っている
Just give it one more day, then you'rе done
あと一日だけ、そうすればあなたはやれる
Done
やり切れるわ
I do what I want, crying in the blеachers
私はしたいことをする、観客席で泣き、
And I said it was fun
楽しかったって言うの
I don't need anything from anyone, it's just not my year
誰からも何も求めない、私の年じゃないから
But I'm all good out here
でも私はここでうまくやってる
日曜日の朝
Hands over my knees in a room full of faces
人が溢れる部屋の中で膝に手を置く
I'm sorry if I sound off, but I was probably wasted
強く聞こえたら申し訳ないけど、それはきっと酔ってたからだ
And didn't feel so good
それに気分もよくなかった
Head full of whiskey but I always deliver
ウイスキーが回っていても、私はいつも説教を唱える
Jesus, if you're listening let me handle my liquor
神様、聞こえているならお酒をやめさせてよ
And Jesus, if you're there, why do I feel alone in this room with you?
あと神様、もしそこにいるなら、あなたと同じ部屋にいるのに寂しいのはなぜなの
And I feel it there
感じる
In the middle of the night
夜の真ん中で
When the lights go out
明かりが消えても
But I'm still standing here
私はまだここに立ち尽くしている
Say what you want, but say it like you mean it
言いたいことを言って、でも言うなら正直に
With your fists for once, a long cold war
一度は拳を突き出して、長く冷たい戦争で
With your kids at the front
あなたの子供たちは前線に立っている
Just give it one more day, then you'rе done
あと一日だけ、そうすればあなたはやれる
Done
やり切れるわ
I do what I want, crying in the blеachers
私はしたいことをする、観客席で泣き、
And I said it was fun
楽しかったって言うの
I don't need anything from anyone, it's just not my year
誰からも何も求めない、私の年じゃないから
But I'm all good out here
でも私はここでうまくやってる
Say what you want, but say it like you mean it
言いたいことを言って、でも言うなら正直に
With your fists for once, a long cold war
一度は拳を突き出して、長く冷たい戦争で
With your kids at the front
あなたの子供たちは前線に立っている
Just give it one more day, then you'rе done
あと一日だけ、そうすればあなたはやれる
I do it for my daddy and I do it for Dale
父さんとデールのためにやるわ
I'm doing what I want and damn, I'm doing it well
私はしたいことをしてるし、うまくやってる
For me, for me
自分のために
メモ
make-believe
「まやかし」「作りごと」「空想」
bleacher
「外野席」「屋根のない観覧席」
this is my year
「今年は私の年」「勝負の年」
「今年に賭けている」「今年は大活躍だった」というようなことを「今年は私の年!」と表現するのは英語でも同じみたいです。
sound off
「(意見や不平不満を)はっきり言う、ずけずけ言う」
deliver
「演説する」
I'm wasted
「(ドラッグや酒で)酔っぱらっている」