こんにゃくおんがく

まいにちすきなようがくりりっくをやくすだけのぶろぐ

Pulling Our Weight / The Radio Dept. 和訳

周りに合わせて生きているのに孤独。村上春樹の小説のようです。

In time we might walk the straight line

僕らがたぶん真っ直ぐ道を歩いていた頃

But with memories of a grapevine

周囲の声で頭がいっぱいだった

A guitar, as we came close from far

ギターの音色が遠く離れていた僕らを引き寄せた

Forgot about the war

戦いも忘れて

 

We barely touched

僕らはかろうじて通じ合った

As if being watched

まるで誰かに見られているかのように

 

And even in time we'll give in to crime

僕らが酷い仕打ちに屈している時でさえ

We'll be on the line

僕らは線の上に立っている

Pulling our weight

自分の役目を果たすために

 

Many miles from where I'm sleeping

僕が眠る場所から遥か遠く

You share laughter in the evenings

君は夜中に誰かと笑っている

As do I, in the great divine

僕もそうだ、素晴らしい気持ちだ

Yours is mine

君のものは僕のものでもあるから

 

We'll find love 

僕らはきっと愛を見つける

The kind we're dreaming of

僕らが夢見ていたものだ

 

And even in time we'll give in to crime

僕らが酷い仕打ちに屈している時でさえ

We'll be on the line

僕らは線の上に立っている

Pulling our weight

自分の役目を果たすために

 

メモ

grapevine

文字通り「ぶどうのつる」の他に、ぶどうのつるが網のように生え広がる様子から「人づてに聞いた話」「根拠のないうわさ」という意味もある。

 

But with memories of a grapevine

「しかし根拠のない話の思い出とともに」

直前のフレーズを踏まえると根拠のない話とは「ああしたほうがいい、こうしたほうがいいと指図する周りの声」のことかと思われます。会社は3年経つまで辞めないほうがいいとか女性は30歳までに結婚した方がいいとか、そういう慣習的な固定概念。

そんな周りの声を受け入れていたから自分は道を踏み外していないような気がしていた、なんて誰もが通る道ですよね。

 

barely

「ほとんど○○ない」「かろうじて」

 

give in (to)

「降参する」「落ち込む」「提出」

 

crime

「犯罪」

"It would be a crime to spend such a beautiful day indoors(こんな天気のいい日に家で過ごすなんて考えられない)" というように「ありえない」「意味不明」と言いたい時にも使われるらしい。

 

pull one's weight

ボートチームのメンバーが一人一人自分の体重をかけて力いっぱいオールを引く様子から、「役目を果たす」という意味に。

 

laughter

「笑うこと」「笑い声」

 

divine

「神のような」「素晴らしい」

 

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