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Emily I'm Sorry / boygenius 歌詞和訳

boygeniusは元々ソロで活動していたフィービー・ブリジャーズ、ジュリアン・ベイカー、ルーシー・ダカスによる3人組ユニット。女性アーティスト同士を競争させたがる音楽業界へのアンチテーゼとして結成され、boygeniusというユニット名は「特に男性アーティストは生まれながらに優れているから、女性は彼らの曲を聴くべき」と言われた経験から、互いを励ますために交わした会話からとったものとのことです。音楽業界って未だに女性差別があるんですね。

この"Emily I'm Sorry"はなんとも感傷的でセンシティブな雰囲気が漂う一曲です。一方で、不安定な精神状態や生活環境にいるとみられる者同士が寄り添い合いながら生きていこうとする強さや希望も感じられ、映画のような世界観におぉ...と感銘を受けました。ガス・ヴァン・サントに似た空気感を感じます。あの感じが好きな方はぜひ。

She's asleep in the back seat

後部座席で眠る彼女は

Looking peaceful enough to me

安らかな表情をしてる

But she's wakin' up inside a dream

でも夢の中では目が覚めていて

Full of screeching tires and fire

その夢は軋むタイヤの甲高い音と炎に満ちている

We're comin' back from where no one lives

Pretty much just veterans

退役軍人くらいしか住んでいないところから一緒に帰る途中

When I pointed out where the North Star is

北極星が昇る場所を指さしてみせると

She called me a fuckin' liar

彼女は嘘つきと言った

 

Emily, I'm sorry, I just

Make it up as I go along

ごめんね、エミリー

一緒にいられるように埋め合わせしているだけなんだ

And I can feel myself becoming

Someone only you could want

そうすれば、あなたが求めてくれる唯一の人になれる気がして

 

Headed straight for the concrete

In a nightmare, screaming

悪夢の中でコンクリートに突っ込んで、叫び声を上げた

Now I'm wide awake, spiraling

はっきり目が覚めると、頭がくらくらしていて

And you don't wanna talk

あなたは話したがらない

Just take me back to Montreal

モントリオールに連れて帰って

I'll get a real job, you'll go back to school

そしたら私はちゃんとした仕事に就いて、

あなたは学校に戻るの

We can burn out in the freezing cold

凍えるような寒さの中でも私たちは燃え尽きて

And just get lost

道に迷うだけ

 

Emily, I'm sorry, baby

ごめんね、エミリー

You know how I get when I'm wrong

知ってるよね、私は間違えたんだ

And I can feel myself becoming

Somebody I'm not, I'm not, so

そうすれば自分じゃない誰かになれる気がして

Emily, forgive me, can we

Make it up as we go along?

エミリー、許して

一緒にいられるように埋め合わせできないかな

I'm twenty-seven and I don't know who I am

27歳になっても、自分が何者なのかわからない

But I know what I want

でも欲しいものはわかるんだ

 

Emily, I'm sorry

ごめんね、エミリー

Emily, I'm sorry

ごめんね、エミリー

I'm sorry

ごめんね

 

メモ

screech

「金切声」「悲鳴を上げる」

 

North Star

北極星」真北に昇る星。昔はコンパスのように北極星を見て方角を判断していた。