『フェイブルマンズ』で主人公の映画監督志望の少年が自分をいじめていたモテモテスポーツマン男子を明らかにヒーローっぽく見えるよう編集した高校の思い出ビデオを卒業パーティーで流した後、「なんであんな編集したんだ!俺はあんな人間じゃない!」とモテ男くんが激高しながら悔し涙を見せたシーンを思い出しました。主人公はただただ呆気にとられた様子でモテ男くんが抱えていた葛藤が打ち明けられることも、それから主人公と親友同士になるなんて展開もなかったのが逆にリアルでよかった。めっちゃよかった。
この曲の登場人物、ラーキンもそんな人だったんじゃないかなあと思います。「そういえばあの人も苦しんでいたんだ、あの時手を差し伸べていたらどうなっていたんだろうな」と主人公のフェイブルマンくんも後年振り返ったことでしょう。
Hands on your knees and you're on the floor
床に倒れている君の膝に手を置いた
Strung out and drunk when you hit the door
ドアにぶつかった君はクスリでぶっ飛んでいた上に酔っぱらっていた
The whiskeys not on your side though
近くにウイスキーなんてなかったのに
Thought you had enough but you needed more
十分飲んでいたと思うけど、君はまだ飲み足りなそうだったね
Larkin’s Parkin’
ラーキンの車が停まってる
I think we should have asked him if he needed a ride
乗せてあげようかと聞いた方がよかったんじゃないかな
He’d been sulkin’
でも彼は機嫌が悪くて
I never really was that good at goodbyes
僕は全然別れの挨拶が得意じゃなかった
Hope you got home okay
ちゃんと家に帰れていたらいいけど
Larkin's kinda sad, said he wants to die
ラーキンは悲しそうで、死にたいと漏らしていた
I don’t know why I did but I asked him why
なんでかわからないけど、わけを聞いてみた
“Oh, it’s all too much and not enough”
「何もかもあるのに心が満たされないんだ」
Didn’t really think you were that kinda guy
君がそんなこと言うタイプだとは思わなかったよ
Larkin’s Parkin’
ラーキンの車が停まってる
I think we should have asked him if he needed a ride
乗せてあげようかと聞いた方がよかったんじゃないかな
He’d been sulkin’
でも彼は機嫌が悪くて
I never really was that good at goodbyes
僕は全然別れの挨拶が得意じゃなかった
Hope you got home okay
ちゃんと家に帰れていたらいいけど
I know you’re drowning
君は沈みかけているんだね
I’d say I’m drowning too
Like you
君のように、僕もそうだと言えばよかった
Stuck in a bottle with thеse demons at your heels
君の足元に転がっているボトルに悪魔と一緒に閉じ込められているよ
It’s not as bad as it feels
でも意外と悪くないさ
メモ
「(麻薬で)ラリっている」「疲れ切っている」
sulk
「不機嫌になる」「拗ねる」