こんにゃくおんがく

まいにちすきなようがくりりっくをやくすだけのぶろぐ

Cinnamon Bread / Ryan Beatty 歌詞和訳

時には激しい欲求を抱きつつも安らげる関係を求めたり、時には相手の過去の恋愛を想像して不安になったり。彼は同性愛をテーマにした歌をよく書いているけど、この曲にあるのは不偏的な恋愛感情であって、相手の性別がなんだろうと愛の形は変わらないんだなって思います。繊細で美しい曲です。

Infinite Jest and cinnamon bread

インフィニット・ジェストとシナモン・ブレッド

Why don't you make yourself at home?

もっと気楽にしたらどう

When you open up, you close me in

君が心を開くと、僕は閉じ込められ

And cut me to the bone

骨まで切り刻まれる

Close as a kiss on the lip

To the southern tip

Until you’re red in the face

その顔が赤らむまで、唇から体の端までキスするほど近づけば

Now you've got nothing to say

君はもう何も言えない

Now you've got nothing to say

君はもう何も言えない

Spring, summer, fall

春から夏、そして秋

You were standing tall

君は自信に満ちていた

Winning all of your basketball games

バスケットボールの試合で全勝して

 

You galloped on the piano keys

君はピアノの鍵盤に指を走らせた

Like a Liberace fool

リベラーチェのようにふざけた調子で

You hummed a little out of tune

鼻歌は少し音が外れていたけど

And somehow you sounded cool

どこか格好良かった

I can’t lie

嘘はつけない

May, June, July

5月から6月、そして7月

I was a good guy

僕はいいやつだった

Then you came over that day

そしてあの日、君はやってきたんだ

Now I've got nothing to say

僕はもう何も言えない

I must've left open the gate

入口は開けたままにする必要があった

Now the dog is running away

犬が逃げていった

 

If this goes on forever

この関係がずっと続くなら

Could you ever keep me safe?

君は僕を守ってくれるだろうか

Like all the men you've loved

君が過去に愛した男性達のように

The women you've loved

そして女性達のように

You tell me we're in this together

僕らは一緒だと君が言っても

When I know it's not the case

そうはいかないとわかっている

'Cause all the men you’ve loved

なぜなら君が過去に愛した男性達、

The women you've loved

そして女性達は

They all got something to say

皆言いたいことがあったから

They all got something to say

皆言いたいことがあったから

It couldn't keep me away

でも僕は離れないよ

 

メモ

Infinite Jest

アメリカの小説家David Foster Walleceの著作。1996年出版。1000ページ超えの超大作。アメリカ、カナダ、メキシコが統一された超国家を舞台に、熾烈な競争社会に揉まれながら不安や絶望に苛まれアルコールや薬物に依存していく人々を描いている。

"Infinite Jest and cinnamon bread"は複雑で激しい感情と安らぎと親しみへの欲求を表した対比構造になっている。

 

make oneself at home

「くつろぐ」

 

stand tall

「堂々と振舞う」「断固とした態度を取る」

 

Liberace

アメリカで活躍したピアニスト。クラシックとポップスを融合させたスタイルとド派手なコスチュームで有名。「世界が恋したピアニスト」と称賛されたが、悪趣味の代名詞として引き合いに出されることもあった。