オーストラリア、ニューキャッスルで活動するおしゃれな4人組バンドVacations. このNext Exitは決まった行動のループから抜け出せないことをテーマとしており、停滞や先が見えない不安がしたためられているとのことです。それにしてもイントロのキラキラポップ感が神。最近一聴き惚れした曲の一つです。
I'll give this one more try
もう一度やってみようか
Before I take the next exit
Off the highway
Into a different life
ハイウェイを降りて別の人生へ続く出口を通る前に
I don't know how
You can tell me otherwise
どうして君は違うことが言えるんだろう
When I can't tell left from right
Trouble and strife
僕には右と左もわからないのに
Can I trust what I know?
知っていることを信じてもいいのだろうか
I know nothin'
僕は何も知らない
Maybe it's time to let go
多分手放すときなんだ
Drift and fall apart
流されて、ぼろぼろになって
Take me back to the start
初めに戻るか
Or we can just let go
僕らはただ手放すしかできないんだ
Surprised to be here
どうしてここにいるんだろう
Play life on repeat
同じことを繰り返して
Stay safe within routine
ルーティーンの中で安心しきってる
Won't accept defeat, oh no
負けを受け入れられずに
I don't know how
You convince yourself
どうして君は自分を納得させようとしてるんだろう
So tragic, don't say anymore
可哀想だね、もう何も言わなくていい
You lost count, never kept score
君は信用を失ってしまったんだ
Can I trust what I know?
知っていることを信じてもいいのだろうか
I know nothin'
僕は何も知らない
Maybe it's time to let go
多分手放すときなんだ
Drift and fall apart
流されて、ぼろぼろになって
Take me back to the start
初めに戻るか
Or we can just let go
僕らはただ手放すしかできないんだ
メモ
strife
「激しい対立」
trouble and strife
スラングで「妻」
東ロンドンで使われてきたCockney Rhyming Slangの一つだそうです。これは、ある単語を韻を踏んだ2~3単語のフレーズに置き換えて話すというもので、ネイティブでも「???」となることが多いクセつよスラングだとか。例えば"money"は"bread and honey"と言うらしいのですが、これは"money"と韻が同じ"honey"とそれから連想される"bread"がくっついてできた言い方だと考えられます。しかも省略されて"bread"を"money"の意味で使うこともあるらしい。英語ムズ。
この曲で使われている"trouble and strife"は文字通り「トラブルと対立」や「妻」の意味で使われているのではなく、直前の「右か左かわからない」と似た構造の単語として言葉遊び的な感じで引き合いに出されているものと推測します。
You lost count, never kept score
直訳は「君はカウント(信用)を失い、もうスコアをつけることはできない」countの持つ意味「数を数える」と「信用」をかけています。